露出の補正が必要な理由 1

露出の補正が必要な理由

 

 

露出補正は分かりにくい

写真を始めると分かりにくいのがこの露出補正だと思います。ほとんどの場合、カメラが測光して決めてくれたオート露出(AE)でうまく撮れます。

 

カメラが間違えて画面を暗く(アンダーに)したり、白っぽく(オーバーに)したりすると説明されることがありますが、カメラの判断が間違っているのではないのです。

 

カメラはプログラムされたとおりに判断して露出を決めてくれているのですが、カメラの苦手な光の状況があるのでうまく写らないことが起こるのです。

 

標準反射率というもの

カメラの露出計は写そうとする画面(場面)をカラーではなく白黒に置きかえて見ています。色の情報は別に記録します。

 

まっ白の反射率は100%、まっ黒の反射率は0%なので中間のグレーである灰色の反射率は50%だと思います。でも実際は18%なのです。反射率50%だとかなり白っぽいグレーになります。この反射率18%を「標準反射率」といって撮影の時の基準になります。標準反射板というのが売られています。

 

カメラは、すべてのものをまっ白とまっ黒の中間のグレーに写るように調節、つまりプログラムされています。

 

画面全体の黒っぽいものも白っぽいものもガーッとかき混ぜて、飲み物でいうとカフェオレ状態に均一にするイメージです。

 

そのグレーが反射率18%に近ければいいのですが、18%からかけ離れるほど、カメラは調節幅を1段、2段と広げてしまい、結果的にアンダーやオーバーに写ってしまいます。

 

この時、調節するのは絞りとシャッタースピードの組み合わせで行います。カメラはプログラム通りに計算して露出の目盛りでいえば±0にします。

 

カメラは判断できない

ところが上に書いたように画面全体が白っぽかったり、黒っぽかったりしても、人間の目のようにはカメラはその判断ができません。

 

画面全体が反射率が100%(まっ白)に近いものが大部分だったり、画面全体が反射率が0%(まっ黒)に近いものが大部分だったりしても、18%のグレーに仕上がるように露出を決めてしまうわけです。

 

0%(まっ黒)→18%(グレー)にしようとするので、そのままだと露出過多(オーバー)になります。

 

100%(まっ白)→18%(グレー)にしようとするので、そのままだと露出不足(アンダー)にります。

 

カメラマンが調整することに

0〜17%で、0%に近いものが多いほどオーバーになるので、補正幅が広がります。

 

19〜100%で、100%に近いものが多いほどアンダーになるので、補正幅が広がります。

 

このように被写体(の状況)によっては人間のほうで「補正」、というより「調節」してあげる必要が出てきます。

 

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露出補正