デジカメ 初心者 入門

画面の明るさを決める4つの要素・1

 

カメラの仕組み

 

写真を撮ってみたところ、画面が白っぽ過ぎる、つまり明るすぎたり、黒っぽ過ぎる、つまり暗すぎたりしたことはありませんか?これは露出がオーバーであったり、露出が不足だったからです。オーバーとか不足ということについてはまた別に書きます。

 

では、この「露出」とは何なのでしょうか?まずその前に簡単にカメラの仕組みを考えてみます。

 

カメラには光を通す穴があり、これが「絞り」です。また、フィルムの代わりの「撮像素子」というものがあります。そして「絞り」を通った光はその「撮像素子」の面の上に像を結びます。

 

撮りたいものを被写体と言いますが、ここでは撮りたいものも含めて画面全体を被写体とします。その被写体にはさまざまな明るさがあります。

 

カメラのシャッターボタンを押すと「絞り」が開き「撮像素子」に光を当て閉じます。この開いて閉じる時間が「シャッタースピード」です。

 

これらの「被写体の明るさ」「絞り」「シャッタースピード」「撮像素子」を、このサイトでは「画面の明るさの4つの要素」ということにします。写真の本などでは「絞り」「シャッタースピード」を中心にして「露出」について解説されていますが、「4つの要素」を一つにまとめて考えたほうが分かりやすいと思います。

 

画面の明るさを決める4つの要素・2

被写体の明るさ

 

撮りたいもの(主役)だけではなく脇役や背景も含めて写真に写るすべてをここでは被写体とします。この被写体にはいろいろな明るさがあります。

 

カメラは被写体をカラーではなく色を除いたモノクロにして明るさを見ています。白から黒まで、たくさんの段階の灰色にしているのです。それからガーッとミキサーのようにかき混ぜて、1色の灰色にします。その灰色を明るさとしてカメラは測ります。これを「測光」といいます。

 

人間の目は黒いものと暗いところは区別できますが、カメラはどちらも灰色として見ているのです。まっ白に近い白っぽいものから、まっ黒に近い黒っぽいものまで被写体を何通りものグレーの段階として被写体の明るさを見ているのです。

 

 

画面の明るさを決める4つの要素・3

露出

 

露出とは写真の明るさだと説明されます。これは間違いではないのですが少し説明不足です。露出は「絞り」と「シャッタースピード」の組み合わせのことで、その2つだけでは明るさは決まらないからです。

 

また、露出について、蛇口から水が出てバケツやコップをいっぱいにするという説明がよくされます。水量の場合は水なので一定なのですが、光量の場合、明るさが一定ではありません。バケツをいっぱいにする水の量は同じでも、バケツに入ってくる光の明るさは違うということです。

 

露出については「絞り」と「シャッタースピード」の組み合わせにすぎないのだと理解しておいたほうが、露出について分かりやすいと思います。写真の明るさを決めるには「被写体の明るさ」と「感度」もいっしょにする必要があります。

 

「絞り」「シャッタースピード」ともに同じでも、「被写体の明るさ」か「感度」のどちらかが違うと写真の明るさは変わってきます。

 

画面の明るさを決める4つの要素・4

感度というもの

 

感度については、蛇口の説明でバケツやコップの大きさで説明されます。この説明も分かりやすいのですが、ここでは一つのタンクや筒、水槽で説明します。デジカメの場合、バケツは撮像素子のことだと思っていいのですが、バケツがいくつもあるわけではないので、一つのタンクで考えたほうが分かりやすいと思います。

 

丸でも四角でもいいのですが縦にまっすぐに長い、筒やタンクなどをイメージして下さい。そのタンクの底あたりに最初の目盛りがあり、その目盛りの容量の倍の容量のところに次の目盛りがあると思ってください。そしてその倍々のところに目盛りがいくつかあります。たとえば、いちばん下から6400、それから3200、1600、800・・・というふうにです。

 

この目盛りが感度を表しています。この目盛りが、蛇口からの水がちょうど貯まると写真は綺麗に写るという基準になり、ISOの数字で書かれます。フィルムの場合はこの目盛りは一つだけだったのですが、デジカメの場合は、撮影する場所の明るさや撮りたい目的などによって目盛りの位置を選べるようになっています。

 

そして露出された光量は水量と違い、明るさに応じてこのタンクの中で体積が変わります。とても簡単に言うと明るさが2倍違うと体積も2倍違ってきます。同じ露出量、つまり「絞り」「シャッタースピード」ともに同じでも、タンクの中では容量が変化すると思ってください。

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